○車両の構造体、ボディー等は、鋼板が使用されており、スポット溶接や、溶接されたナットにボルトで部品が固定されている。
○車両の構造体を炭素繊維で製造する場合プリプレグが伸びないため、板金プレスのように絞り加工を行うことが難しかった。
○炭素繊維は溶接が出来ないため、通常は穴をあけてネジで固定していたが、穴をあけると炭素繊維が切断されるため強度に問題があった。
○炭素繊維の肉厚成形品は、積層が難しく、材料費も高コストとなる。芯材をALハニカム等で作成したサンドイッチパネルもあるが、3D成形品への適用は課題が多い。
単層のプリプレグシートを複数枚積層し、熱プレス成形する成形法について、金型成形で強度を保証し、成形時間の短縮を目指した成形工法の開発を行ってきた。
ビーズ発泡体を芯材とし、単層のプリプレグシートを積層した、軽量高外観のCF複合体を開発した。