住友化学株式会社

中間素材 射出成形用LCP系炭素繊維強化コンパウンド スミカスーパーSCG-380A(R&D)、SCG-420(R&D)

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技術分類:
[ 中間素材 ]
取扱商品:
[ 製品・加工品 ]
キーワード:
[ CFRTP ] [ LCP ] [ SCG-380A ] [ SCG-420 ] [ スミカスーパー ] [ プラスチック射出成形 ] [ ペレット ] [ 全芳香族ポリエステル ] [ 射出成型 ] [ 射出成形 ] [ 液晶ポリマー ] [ 炭素繊維 ] [ 高剛性 ]

提案技術のポイント

液晶ポリマー(LCP)と炭素繊維それぞれの特性を最大限発現させるべく、当社従来のコンパウンド製造技術に改良を加えることで、マグネシウム合金を超える剛性を発現可能な2種類の射出成形用コンパウンドの開発に成功しました。自動車、航空機などの軽量化ニーズだけでなく、新たな付加価値創造にも貢献できる材料として期待されます。

効果

・従来技術では困難であった金属部品の樹脂化
・部材の薄肉化、軽量化
・加工時間、加工コストの削減
・部品点数の削減、複雑形状への対応
・高剛性と耐衝撃性の両立(SCG-420(R&D))

従来技術

【従来の炭素繊維コンパウンド】
・剛性が金属より低く、部材で同等の剛性を得るためには厚み増しなどの形状変更が必要
・炭素繊維を高充填することにより一定レベルまで剛性はアップできるが、耐衝撃性は低下

新技術

【高剛性LCP/CFコンパウンド SCG-380A(R&D)】
・金属より軽量かつマグネシウム合金以上の剛性を発現
・曲げ弾性率は50GPaで、射出成形対応プラスチック最高レベル

【高剛性・高衝撃吸収LCP/CF長繊維コンパウンド SCG-420(R&D)】
・金属より軽量かつマグネシウム合金以上の剛性、耐衝撃性を発現
・従来はトレードオフと考えられていた高剛性と耐衝撃性の両立が可能
・スーパーエンプラの中では最高レベルの強度を実現

技術の動画

技術の展開・連携

開発進度
試作・実験段階 (0年0月完了予定 進捗状況50%)
共同研究者(役割)
活用例
自動車部品、航空機部品、産業用部品、スポーツ用品
技術課題・制約
技術課題:材料コスト、品質の安定化、量産技術の確立、成形技術の確立、シミュレーション技術
必要な連携先
具体的な用途開発パートナー(自動車関係、航空機関係、産業機器関係、スポーツ用品関係など)
技術のWEBサイト

シーズの問合せ先

部署・担当者
エネルギー・機能材料研究所 ・田村 翼
住所
〒300-3294 茨城県 つくば市北原6番
連絡先
TEL:029-864-4177
FAX:029-864-4747
お問い合わせフォーム

企業・機関概要

所在地
〒103-6020 東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー       
資本金・従業員数等
897億円・6277人(単体、2021年3月31日現在)
生産品目
石油化学部門、エネルギー・機能材料部門、情報電子化学部門、健康・農業関連事業部門、医薬品部門、その他
主要取引先
多数
海外拠点
アジア、欧州、北米、中南米、アフリカ、オセアニア
認証取得
ISO 9001、ISO 14001
企業・機関のWEBサイト
https://www.sumitomo-chem.co.jp/

更新日:2021年10月21日

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