CFRPの切削加工技術による熱硬化性CFRP製の部品製作(写真1)や、熱硬化前の柔らかいCFRP素材である薄板状の素形材 SMC(Sheet Molding Compound)の簡易型プレス成形によるカーボン靴べら(写真2)を製作・販売し、CFRPに関するノウハウを培ってきた。
そのノウハウを生かし、名古屋工業大学との共同研究により、CFRP自体に磁性体を添加して強磁性を持たせた「磁性体添加CFRP」の開発に成功した。その磁性体添加CFRPにて成形したモータコア(写真3/左:従来のケイ素鋼板、中:マンガンフェライト添加、右:純鉄添加)は従来のケイ素鋼板モータコアに比べて軽量なため、重量による回転負荷を軽減できるうえ、モータの応答性やエネルギーの損出も抑えることができる。
磁性体添加CFRPによるモータコアの開発は世界初であり、今後あらゆる方面に広く展開可能な最新技術である