佐久間特殊鋼株式会社
環境にやさしいリサイクル炭素繊維を採用した射出成型用炭素繊維複合材料
- 技術分類:
-
[ 中間素材 ]
[ リサイクル ]
- 取扱商品:
-
[ 製品・加工品 ]
- キーワード:
-
[ リサイクル炭素繊維 ]
[ 射出成型 ]
[ 炭素繊維複合材 ]
提案技術のポイント
混錬工程にて繊維の解繊、切断、分散を最適化することで、リサイクル炭素繊維を樹脂に均一に混錬することが可能となった。
① 軽量化に寄与:比重約1.5(PPSシリーズ)と、鉄(7.9)、アルミ(2.7)に比べ軽量。既存樹脂部品も高強度化により薄肉小型軽量化可能。
② 環境にやさしい:リサイクル炭素繊維活用により炭素繊維をリユース。
③ コストにやさしい:製造コストで優位な熱分解法によるリサイクル炭素繊維を採用。
④ 通常の射出成型に対応:熱可塑性樹脂をベースに、リサイクル炭素繊維を均一に分散。通常の射出成型が可能。また、熱硬化性樹脂ベースも開発中。
効果
◆摺動:ガラス繊維添加GFRP部品の耐摩耗性、相手攻撃性を大きく改善→樹脂部品の長寿命化を実現。
◆剛性:GFRP部品の剛性(弾性率)を大きく改善→樹脂部品の小型薄肉化を実現。
◆軽量:GFRPとアルミの中間の剛性(弾性率)→アルミ筐体部品の樹脂代替で軽量化を実現。
従来技術
短繊維を用いたCFRPは射出成型により複雑形状部品を大量生産できるが、バージン炭素繊維(CF)が高価で普及していない。
また、今後CFRP廃棄に伴う環境負荷増大が懸念される。
新技術
技術の展開・連携
開発進度 |
試作・実験段階
(2020年12月完了予定 進捗状況70%)
|
知的財産権 |
申請中 |
共同研究者(役割) |
山陽化工株式会社(役割:混錬試作)
|
活用例 | 自動車、産業機器分野の耐摩耗性、剛性または軽量を求められる部品(ガラス繊維添加GFRP部品、アルミダイカスト代替など)
|
技術課題・制約 | 開発したCFRTPの耐久性評価
|
必要な連携先 | CFRTPペレットを用いた部品を製造する射出成形メーカー。
|
技術のWEBサイト | https://www.sakuma-ss.co.jp/news/20191010/ |
シーズの問合せ先
部署・担当者 | 技術サービスグループ・漆原 勝 |
住所 | 〒458-8510 愛知県 名古屋市緑区浦里5-250 |
連絡先 |
TEL: 052-623-5553
FAX: 052-623-5558
|
企業・機関概要
所在地 | 〒458-8510 愛知県名古屋市緑区浦里5丁目250番地 |
連絡先 |
TEL: 052-623-5551
FAX: 052-623-5558
|
資本金・従業員数等 | 3億6,000万円・167人 |
生産品目 | 特殊鋼材料、ハイアロイ材料、次世代素材、加工部品の販売・供給 |
主要取引先 | |
海外拠点 | タイ、中国、インドネシア、アメリカ |
認証取得 | |
企業・機関のWEBサイト | https://www.sakuma-ss.co.jp/ |