日本ユピカ株式会社

素材 中間素材 「高強度」、「高生産性」を両立したCFRP用の新しい熱硬化性樹脂「CBZ」の開発

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技術分類:
[ 素材 ] [ 中間素材 ]
取扱商品:
[ 製品・加工品 ]
キーワード:
[ CFRP ] [ 低吸水 ] [ 炭素繊維複合材料 ] [ 熱硬化性樹脂 ] [ 速硬化 ] [ 高物性 ] [ 高耐候 ]

提案技術のポイント

炭素繊維(エポキシ・ビニルエステルサイジング)に高密着なため、CFRPにしたときに高強度が実現。
汎用エポキシ樹脂と比べ、高物性、低吸水、高耐候。
ラジカル重合で硬化するため、汎用エポキシ樹脂と比べ、生産性が大幅に向上。
あらゆる成形(HLU、引抜き、RTM、VaRTM、FW、プレス)に対応可能。

効果

CFRPのトータルコストの削減
・高物性によるCFRPの薄肉化
・生産性の向上

従来技術

一般的にCFRPに使われているエポキシ樹脂は、粘度が高いため成形に制限がある。
汎用エポキシ樹脂は吸水性や耐候性に課題がある。
ラジカル重合系の樹脂と比べ、硬化に時間がかかる。
ラジカル重合系のビニルエステル樹脂や不飽和ポリエステル樹脂では、
成形性には優れるが、物性がエポキシ樹脂に劣る。

新技術

CBZは「高強度」と「使い勝手の良さ」を両立し、従来の熱可塑性樹脂と熱硬化樹脂のジレンマを解消します。
▶エポキシ・ビニルエステル樹脂用に表面処理された炭素繊維に高密着です。
▶CBZを使用したCFRPは優れた機械物性を示します。
▶常温硬化から高温硬化まで対応可能です。
▶粘度調整が容易なため、各種成形方法に適用が可能
▶ガラス繊維、バサルト繊維、アラミド繊維への密着性にも優れる。
炭素繊維との高い密着性により、層間の強度に非常に優れます。
速硬化が可能なため、生産性の大幅な向上が可能です。
引き抜き成形で成形した場合、エポキシ樹脂と比べ生産性2~3倍の実績。
オートクレーブで成形した場合、生産性約2倍が実現。

技術の展開・連携

開発進度
製品化完了(納入実績有り)
知的財産権
有り
共同研究者(役割)
活用例
自動車部材、建設資材、船舶、スポーツ、その他CFRP用樹脂
技術課題・制約
用途開発、実績作り
ラジカル重合系樹脂の普及
必要な連携先
織物メーカー、中間基材メーカー
生産性を上げたい成形メーカー
CFRP部材コストを下げたいユーザー
技術のWEBサイト
http://www.u-pica.co.jp/products/products01

シーズの問合せ先

部署・担当者
開発部・川村 圭介
住所
〒102-0094 東京都 千代田区紀尾井町4-13 マードレ松田ビル
連絡先
TEL:03-6680-8375
FAX:03-6850-0245
お問い合わせフォーム

企業・機関概要

所在地
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町4-13  マードレ松田ビル
連絡先
TEL:03-6680-8375
FAX:03-6850-0245
資本金・従業員数等
1億1,009万円・117
生産品目
不飽和ポリエステル、エポキシアクリレート等熱硬化性樹脂 
主要取引先
海外拠点
中国
認証取得
企業・機関のWEBサイト
http://www.u-pica.co.jp/

更新日:2020年11月5日

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