静岡県工業技術研究所 浜松工業技術支援センター/浜松地域CFRP事業化研究会

素形材(UDテープ)加工とTAM成形法の活用によるCFRTPの素形材から成形品までの一貫生産

技術分類:
[ 素材 ] [ 中間素材 ] [ 成形 ]
取扱商品:
[ 装置・設備 ]
キーワード:
[ UDテープ ] [ プレス成形 ] [ 小規模設備 ] [ 熱可塑性樹脂 ] [ 短時間成形 ] [ 高周波電流通電加熱方式 ]

提案技術のポイント

熱可塑性樹脂をマトリックスとした素形材(UDテープ)を加工できる環境を整備することで
 ○素材開発の環境整備やセル形式の生産形態の構築が容易になる
 ○最終製品を考慮した成形素材の二次加工が容易にできる
高周波電流通電加熱方式(TAM工法)を採用すると
 ○金型の高速昇温により生産性が飛躍的に向上し、素材~成形品の一貫生産工程を容易に構築できる
 ○樹脂溶融温度の制御が容易で含浸や接着工程を取り込んだFRTPの成形が1工程でできる

効果

設備投資を最大1/5に低減
成形時間60分→20分
素形材の社内生産が可能

新技術

技術の展開・連携

開発進度 試作・実験段階 (2020年4月完了予定 進捗状況70%)
知的財産権 有り
共同研究者(役割) 浜松地域CFRP事業化研究会
UDテーププロジェクト参画企業(UDテープ成形装置の開発)
株式会社キャップ(高周波電流通電加熱方式(TAM工法)の開発)
活用例 ・自動車のミッションケース等の外装部品
・船外機のスクリュー等の部品
・Mg,Tiなどの難塑性加工素材の成型加工
・ロボットの筐体、構造部品
技術課題・制約 ・様々なマトリックス樹脂に対応したUDテープ製造条件と最終成形条件の明確化
・UDテープや2次加工成形材(シート、チョップ)を用いた成形品の設計と成形加工技術
・TAM工法において、成形材や形状により金型の温度と圧力分布が不均一になる課題があったが、金型の構造や機構等を見直して均一な圧力分布や温度分布の金型を完成させつつある。
・温度の均一化のためには加熱シュミレーションの高度化と加圧力の均一化のために芯材を応用した成形技術の確立が必要
必要な連携先 ・当該技術シーズの応用可能な展開先があればお問い合わせください。
技術のWEBサイトhttp://www.iri.pref.shizuoka.jp/hamamatsu/index.html

シーズの問合せ先

部署・担当者繊維高分子材料科・
住所〒431-2103 静岡県 浜松市北区新都田1-3-3
連絡先 TEL: 053-428-4154
FAX: 053-428-4160

企業・機関概要

所在地〒431-2103 静岡県浜松市北区新都田1-3-3
連絡先 TEL: 053-438-4152 FAX: 053-428-4160
資本金・従業員数等0円・35人
生産品目
主要取引先
海外拠点
認証取得
企業・機関のWEBサイトhttp://www.iri.pref.shizuoka.jp/hamamatsu/index.html

更新日:2019年7月25日