アルケマ株式会社

素材 新規熱可塑性マトリックス樹脂と新規フィラーにより今までにない新規炭素繊維複合材

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技術分類:
[ 素材 ]
取扱商品:
[ 製品・加工品 ]
キーワード:
[ CNT ] [ PEKK ] [ カーボンナノチューブ ] [ ポリエーテルケトンケトン樹脂 ] [ 現場重合型アクリル系CFRTPマトリックス ]

提案技術のポイント

①PEKK(ポリエーテルケトンケトン)樹脂(KEPSTAN®)や②現場重合型アクリル系マトリックス(ELIUM®)を用いることで、熱可塑性樹脂のCFRTPができます。
①KEPSTANからは高耐熱、高圧縮強度のCFRTPができ、②ELIUMからは高対候性、高じん性のCFRTPができます。
③CNT添加により導電性CFRTPが可能です。

効果

工業界に有用な新規CFRTPを作り出す

従来技術

マトリックス樹脂としての熱硬化性の樹脂(エポキシ樹脂)

新技術

新規熱可塑性マトリックス
  ①PEKK(ポリエーテルケトンケトン)樹脂
   結晶性制御可能なユニークなPAEKポリマー
   優れた熱特性(+ 20 C vs PEEK)
   機械強度(+ 20% vs PEEK)
   低残存応力
   金属接着性
   薬品耐性
   難燃性を有する熱可塑樹脂です。
  ②現場重合型アクリル系樹脂(Elium®)       
  従来のCFTPプロセスの適用可能
   (RTM、引抜、インフュージョンなど)
   エポキシと同等の強度
   高い費用対効果
   リサイクル可能
   着色可能
   鋼製の同じ部品より30~50%軽い同じ能力を発揮します。
  
新規フィラー
  ③CNT(カーボンナノチューブ)
   粉末と各種マスターバッチ
   着色フィラー
Elium(r) (エリウム)はアクリル系樹脂をベースにした現場重合型熱可塑性マトリクスです。液体のため、従来の熱硬化性樹脂のすべてのプロセスに対応することが可能です。硬化後のコンポジットは熱可塑性コンポジットの特徴を示すため、熱曲げや溶着、リサイクルが可能です。

技術の動画

技術の展開・連携

開発進度
製品化完了(納入実績有り)
知的財産権
有り
共同研究者(役割)
①を繊維にする企業
①をフィルムかシートにする企業
①、②、③を使用していただく企業
活用例
①航空機の部品
②トラックのボディ、建材
③帯電防止車輪
技術課題・制約
①CFRTP製作に際し、新しいマトリックス材料に相応しい安価、高生産効率の加工方法の最適化検討中。
弊社では、現在の粉末とペレット形態以外に、各種形態で本材料を販売したい。
②は主にRTM、引抜成型に注力していいる。RTMや引抜成形を使用するメーカと一緒に開発していきたい。
必要な連携先
CFRTP製作にマトリックス材料形態が粉末、繊維、フィルム、シートなどが考えられます。弊社材料①をこれらの形態に加工するパートナーを求めます。また、これらの形態材料を使用するパートナーを求めます。
技術のWEBサイト
https://www.arkema.com/en/markets-and-solutions/solutions/composites-solutions/

シーズの問合せ先

部署・担当者
京都テクニカルセンター ・宮保 淳
住所
〒600-8815 京都府 京都市下京区中堂寺粟田町93 京都リサーチパーク SCB#3
連絡先
TEL:075-326-7459
FAX:075-326-7524
お問い合わせフォーム

企業・機関概要

所在地
〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル 15階
連絡先
TEL:03-5251-9900
FAX:03-5251-9930
資本金・従業員数等
10億円・14000(グループ従業員)人
生産品目
フッ素樹脂(PVDF)、特殊ポリアミド、アクリルポリマー
主要取引先
1部上場企業多数
海外拠点
90ケ所
認証取得
ISO9001、ISO14001 本技術、化審法問題なし
企業・機関のWEBサイト
https://www.arkema.co.jp/jp/arkema-in-japan/arkema-kk/

更新日:2019年9月11日

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