大成プラス株式会社

金属/樹脂の射出接合技術NMT

技術分類:
[ 成形 ] [ 接合 ] [ 強度・耐久性 ]
取扱商品:
[ 製品・加工品 ] [ サービス ]
キーワード:
[ SDGs ] [ アンカー効果 ] [ インサート成形 ] [ マルチマテリアル ] [ 接合 ] [ 異種材 ] [ 異種材接合 ] [ 軽量化 ]

提案技術のポイント

マルチマテリアル化による軽量化と高効率な生産方式の提案となります。
金属形状物に対して当社特有の液処理を行った後にインサート成形を行うことで金属と樹脂の接合体を作成する技術です。
射出成形による樹脂形状の自由さと生産能力を備えた接合技術となります。

効果

工程数削減:
 インサート成形工程にて、①樹脂形状の作成、②樹脂形状物の位置決め、③樹脂と金属の接合 を1工程で一括に行えます。

部品点数削減:
 複数の樹脂リブを1度の成形工程で金属に接合できるため部品点数削減が期待できます。

接着剤では困難な材料組み合わせの高強度接合:
 ナイロンやPPS樹脂等の難接着材料と金属の接合が得意です。

従来技術

接着剤接合:
 金属と樹脂の接着に接着剤を使用するには、金属と樹脂それぞれに十分な接合強度を発現できる接着剤の選定が必要となります。
 NMTは接着剤の不得意とする難接着材料のナイロンやPPSとの接合を得意としています。

NMT以外の射出接合技術:
 金属へレーザー処理品を行ってから射出接合する技術や、金属表面に接合用フィルムを張り合わせてから射出接合する技術があります。
 金属への液処理を適用できない場合ですと上記のような技術が効果的ですが、金属が立体物となるとNMTのような液処理が選択されます。
 接合体の形状や希望される生産工程に合わせての選択となります。当社へ相談いただければ適切な工法の案内を検討させていただきます。

新技術

技術の動画

https://youtu.be/317qM4gviW0

技術の展開・連携

共同研究者(役割) なし
活用例 生産実績
・スマートフォン筐体
・高速道路用灯具
・プロジェクター外板等家電

大型部品試作
・自動車用ステアリングメンバー、ピラー等
技術課題・制約 射出接合における対応可能範囲:
 樹脂材料の選定、接合可否の試作評価、金属材料へのNMT処理、金型設計、成形

金属の表面処理から成形まで行え、試作研究から生産までも一貫して行える数少ない会社です。
量産へのビジネスモデルとしては成形まで当社で行うことが多いですが成形をお客様で実施する場合もございます。

また、具体的に使用したい樹脂グレードが決まっていてNMT処理金属と接合可能かが気になる方は是非お問合せください。
樹脂を提供いただければ当社所有のISO19095金型を使用して接合可否評価をさせていただきます。
必要な連携先 金属/樹脂接合製品を検討される製品メーカー、射出接合向け材料を開発される材料メーカー、各種研究機関
技術のWEBサイトhttps://taiseiplas.jp/nmt/

シーズの問合せ先

部署・担当者生産技術部 技術開発課・長岡 崇
住所〒103-0001 東京都 中央区日本橋小伝馬町11-9 住友生命日本橋小伝馬町ビル3F
連絡先 TEL: 03-6661-2422
FAX: 03-6661-2437

企業・機関概要

所在地〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町11-9 住友生命日本橋小伝馬町ビル3F
連絡先 TEL: 03-6661-2422 FAX: 03-6661-2437
資本金・従業員数等1億円・50人
生産品目通信機器部品、自動車部品、低硬度エラストマー成形品、浸透印、筆記具など
主要取引先
海外拠点フィリピン
認証取得ISO9001, ISO27001
企業・機関のWEBサイトhttps://taiseiplas.jp/

更新日:2021年12月9日