IPCO株式会社

熱可塑性CFRPプリプレグの連続シート成形

技術分類:
[ 成形 ]
取扱商品:
[ 装置・設備 ]
キーワード:
[ 炭素繊維、マトリックス樹脂、含侵、成形、含侵、スチールベルト、プレス、連続生産、量産プロセス ]

提案技術のポイント

炭素繊維製品を大量生産するために必要なプリプレグの連続生産のための設備を提案する。スチールベルトを使用したダブルベルトプレスの応用により、長尺のプリプレグシートの生産が可能となる。炭素繊維プリプレグの生産では、十分な含浸のため一定時間の温度と圧力での加工が不可欠であり、これをダブルベルトプレスを用いて実現する。

効果

熱可塑性CFRPプリプレグ製造の生産性の向上
厚肉CFRTPシートの連続生産(実績6mm厚み)
数十mm厚みのサンドイッチパネルの連続生産
リサイクル不織布を用いたCFRTP連続生産など

従来技術

バッチプレスによる定尺材料の製造、または RTM方式などによる製品単品での製造など

新技術

スチールベルトを用いたダブルベルトプレスは加圧下で加熱・冷却を連続的に行う大量生産用装置である。
金沢工業大学との共同開発にて、新たな技術を開発し、生産性を向上させた。
1.生産性を大きく向上させる電磁誘導加熱を用いたプレスモジュールの開発
2.炭素繊維材料を連続的に予熱する材料予熱プロセス
異なる加圧プロファイル及び加熱・冷却能力を持ったプレス方式をモジュール設計し、それらモジュールを組み合わせて最適なダブルベルトプレス装置を設計・製造する。このモジュール設計によって、様々な繊維形態と樹脂の組み合わせに柔軟に対応可能である。

技術の動画

https://youtu.be/LnUskrWtX7vrTdvF

技術の展開・連携

開発進度 製品化完了(納入実績有り)
知的財産権 有り
共同研究者(役割) 実施者: 金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター (ICC)
役 割: 実用化のための成形結果評価、及び 必要とされる装置改良
活用例 繊維系材料の連続含浸プロセス
様々なラミネートの連続化
合板などの生産用装置としての納入実績
GMT生産装置としての納入実績
2次電池材料への適用
技術課題・制約 *大量生産を必要とするCFRPニーズの発掘
*大型部品として実現されるCFRPアプリケーションの発掘
必要な連携先 *CFRP材料メーカー、CFRP成形加工メーカー
技術のWEBサイトhttps://ipco.com/jp/products/プレス方式/

シーズの問合せ先

部署・担当者ビジネス開発部・北田 純一
住所〒651-2228 兵庫県 神戸市西区見津が丘 1-18
連絡先 TEL: 078-570-1401
FAX: 078-570-1402

企業・機関概要

所在地〒651-2228 兵庫県神戸市西区見津が丘1-18
連絡先 TEL: 078-570-1401 FAX: 078-570-1402
資本金・従業員数等3億円・約40人
生産品目スチールベルト(鏡面加工を含む)、ダブルベルトプレス、コンベアシステム、冷却システム、造粒装置
主要取引先食品メーカー、ボードメーカー、化学メーカー、等
海外拠点スウェーデン、ドイツ、イギリス、フランス、オランダ、イタリア、米国、カナダ、中国、韓国、シンガポール、等
認証取得ISO9001/14001/18001
企業・機関のWEBサイトhttps://ipco.com/jp/

更新日:2024年9月8日